今後の研究の推進方策 |
令和3年度は、活性窒素種が細胞死を誘導する機構の解明を目的とする。ここでは、活性窒素(RNS、特に NO, NO2-, ONOO-) の細胞内生成・除去機構およびミトコンドリアからサイトプラズマへ放出されるシトクロムCを介したシステインプロテアーゼ(カスパーゼ 3, 7, 8, 9 系列)活性化挙動をモデル化する。さらに、プラズマ由来RNSがどのようにして種々の細胞死(アポトーシス/ネクローシス)を誘導するのか、その細胞運命を左右するプロセスを明らかにする数値シミュレーションを行う。
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