研究課題
基盤研究(C)
地球では大気主成分である窒素分子や酸素分子が凝結する程の低温は発生しないが、寒冷な火星では大気主成分の二酸化炭素(CO2)が凝結し、大気量が2-3割も季節変動する。そのため、大気CO2の凝結は火星気象を特徴付けている。本研究は、米国の火星探査機による長期の気温・気圧観測データを利用し、CO2凝結温度を下回る低温域と大気波動の関係を調べた。
地球および惑星大気科学
火星大気の主成分凝結と大気波動の活動の関係を明らかにすることで、極冠形成や降雪分布の議論にも寄与することができる。