相転移する微粒子の屈折率変化と3次元速度の同時計測は幅広い現象(気泡溶解、微粉燃焼、雪片融解、液滴凍結)理解に重要である。この相転移は屈折率変化を伴うため、シュリーレン法やBOS法で観測がおこなわれてきた。しかし、奥行き情報がないため3次元速度を得ることができない。また、トモグラフィック粒子画像流速測定法で速度場計測は可能だが、粒子撮影で屈折率変化してはいけない。一方で、申請者が開発した1波長位相回復ホログラフィは同時計測可能だが、短い波長が原因で、小さな屈折率変化や、低い奥行き位置精度になり、その計測範囲は限定的であった。そこで、本研究では波長を長くすることでこの問題を解決する。
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