動的モード分解と最適変動励起法によるターボ機械の動特性解明とアクティブ制御と関連する研究を順調に進めてきた。まず、動特性解明に重要な鍵となる非定常流量測定に関して、独自に提案した非定常運動方程式によりベンチューリ式非定常流量計の開発に成功し、流量変動を定量的に測定することができた.この成果は、国際ジャーナルの論文(Journal of Fluids Engineering、 2021)に掲載された。 また、アクティブ制御のため、特異値分解(SVD)及び圧縮センシング技術を用いて、実測圧力から準定常時におけるターボ機械の内部流れ場を再現することに成功した。この成果を、国内会議「ターボ機械協会 第84回 総会講演会、2021年5月」及び国際会議「16th Asian International Conference on Fluid Machinery (AICFM16)、2021年9月」にて発表した。最後にターボ機械の動特性解明に関しては、独自で開発した非定常流量計及び変動流量発生装置によって、流量変動を与えたターボ機械の応答を測定することができた。これらの成果も、国内会議「ターボ機械協会 第84回 総会講演会、2021年5月」及び国際会議「16th Asian International Conference on Fluid Machinery (AICFM16)、2021年9月」にて発表した。
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