研究課題/領域番号 |
19K04206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19010:流体工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
藤田 佳孝 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (60357910)
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研究分担者 |
村本 智也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究員 (60828284)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 粘度 / 絶対測定 / 落球法 / 粘度標準 / 水の粘度 / ISO |
研究成果の概要 |
従来精度を上回る落球法に基づいた粘度絶対測定法の確立を目的として、試料槽管壁の境界条件の影響が落下速度に与える系統効果の補正を施して試料液体粘度を与える落球終端速度を実験的に精密決定するための実験機構を新たに開発した。試料容器の円筒内径を恒温槽外から遠隔で可変させることにより、高精度測定に必須となる精密制御された測定温度場を乱すことなく試料槽内壁直径を段階的に変化させた状態で一連の球体落下速度測定を実行できる機構を完成させ、現在は既存の落球実験システムへの組込みを進めている。
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自由記述の分野 |
粘度標準
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により完成した実験機構を落球実験システムに組込むことにより、10-4レベルの測定不確かさとなる世界最高精度での絶対測定が可能となった。これは、より広範囲な粘度スケールの測定不確かさの飛躍的向上を可能にする新たな基準点設定の提案や、現在抱えている曖昧さの問題を解決する粘度ISO国際基準値改訂への道を拓くものとして、国際的課題の解決に我が国が貢献する学術的意義をもたらす。将来に改訂される基準値は、粘度が関わる広範な産業分野における計測の信頼性向上に寄与するものとして、その社会的意義が期待される。
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