本研究では、アンテナや電磁界センサ等をスキャンする事で電磁波の2Dや3D分布をマッピングする手法ではなく、特定の気体原子、レーザー光、可視化の対象となる電磁波の間における相互作用と、近赤外線領域で存在する蛍光作用を利用し、その作用を近赤外線領域で応答するカメラ等で撮影する事で実現する、新しいコンセプトの電磁波可視化技術に関する研究を実施した。 実験システムの構築と安定化の他、提案手法のフィージビリティースタディーを実施し、低周波数帯でループアンテナから照射される電磁波をトリガーとして、近赤外領域での蛍光の量の変化を、近赤外光の観測が可能なカメラで観測する事に成功した。
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