本研究は,通常はPD等が用いられる連続波を使用したドップラーLIDAR (LIght Detection And Ranging) の検出器に,高感度なガイガーモードAPDを適用することによって,受信感度を2~3桁程度高めることである.複数のガイガーモードAPDをアレイ化して1素子にした高感度なフォトンカウンティングデバイス(Si-PM)の適用によって受信感度の改善をはかり,測距限界の延伸あるいは送信光源の省電力化が実現できる.現在、LIDARは自動車、ドローンなどの自動自律運転に重要なセンサーとされている中で、その実装に寄与する本研究は社会インフラの発展への貢献が期待できる。
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