研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AD法で作製したITO-Al2O3複合体薄膜の, 可視光透過率, 導電率, 構成している結晶子サイズなどを評価した。今回は1つの2種類のITO, Al2O3微粒子を攪拌・混合し同時にエアロゾル化して成膜したが, 形成された薄膜は各微粒子が偏ることなく均一に分散していることがEDS等から確認した。絶縁体であるアルミナを66%含んでも導電性が確保できること, 高い可視光透過性を示すことが明らかにした。希少金属であるInを大幅に削減できること、アルミナの機械的強度を持つ薄膜を形成できることを示唆している。また、AD法はプラスチックなどの低融点材料にも堆積できるので工業的な応用範囲が広いと考えられる
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