様々な場所に設置可能な高効率フレキシブル太陽電池を実現できる新たな材料として希薄窒化物結晶を提案し、結晶の形成メカニズム、デバイス実証および実用化に向けた課題抽出を行った。結果として、必要とされる吸収エネルギー帯(1.7eV)をもつGaAsPN混晶の成長条件を確立し、太陽電池テスト素子を作製することができた。課題として明らかになった窒素起因点欠陥の解決に向けて、第一原理計算から、欠陥の消滅過程にかかわる重要な知見を得ることができた。また、要素技術となる結晶のフレキシブル化に関する特許を取得し、得られた結果を学術論文としてまとめることができた。
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