【研究の目的】本研究の目的は、医療用内視鏡の鉗子孔へ応用可能な、高出力、高効率の超音波マイクロモータの実現である。試作したマイクロ超音波モータの基礎特性を測定する。 【研究実施計画】通常サイズの振動子を駆動源として用い、最終的に直径の小さいモータを試作する。大まかな研究予定は次の通りである。 ・2019年度:伝送線利用超音波アクチュエータを設計・試作する。先端の回転機構の設計が極めて重要である。モータを駆動して、設計通り動作しているかどうかをレーザドップラ振動速度計で測定する。次の設計に役立てる。・2020年度:伝送線利用超音波アクチュエータの改良型を設計・試作する。駆動して、設計通り動作しているかどうかをレーザドップラ振動速度計で測定する。次の設計に役立てる。・2021年度:伝送線利用超音波アクチュエータの改良型を設計・試作する。駆動して、設計通り動作しているかどうかをレーザドップラ振動速度計で測定する。設計法の確立に役立てる。 【研究の成果】・最終年度:振動方向変換体としてスプリングを使用した場合の、回転機構の振動をレーザドップラで測定し、振動速度および位相が測定できた。 ・研究期間全体:振動方向変換体として、スプリングを使用した場合、スプリングワッシャを使用した場合、それぞれについて回転機構の振動をレーザドップラで測定し、振動速度および位相が測定できた。 【発表】2020年度:学内発表:卒論発表1件、2021年度:学内発表:卒論発表1件、国内会議発表:山梨講演会発表1件、国際会議:IEEE IUS 2021不採択
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