研究課題
基盤研究(C)
1)津波の桁への作用力評価:提案した段波性状の津波作用力評価式の適用性を明らかにすることを目的として,他機関の実験結果との比較を行った.その結果概ね実験結果を提案式が包合していることが明らかになった.2)南海・東南海地震に対する分析:和歌山県沿岸の道路橋を対象に確率的アプローチで上部工の流出リスクを評価することを目的とする.ランダムフェーズ津波モデルを用いた津波伝搬計算を行い,CoRal法を用いて津波ハザードにおける不確定性を考慮した道路橋上部工の流出リスクの確率評価を行った.
構造工学および地震工学関連
我が国では100~200年周期で南海・東南海地震が発生しており大きな被害が予測される.そこで発生した東日本大震災,熊本地震,セラウェシの被害分析により,近い将来発生する大地震の被害状況も想定できることから本研究は極めて意義深い研究と考えられる.