d4PDFデータを用いた非定常IDFAカーヴの算定法を提案する.IDFカーブという考え方は,昔から水工計画で用いられてきた.IDFは,降水強度(I),降水継続時間(D),頻度(F)の関係をあらかじめ用意しておいて,所定のD,Fに対するIをすぐに算定できるようにするのが目的である.ただし,降水面積(A)もしばしばパラメータとして重要になるので,本研究では,IDFAカーブの求め方について研究を行った.タイトルに含まれている「非定常」については,正直言って十分な成果が得られていないが,非定常な母集団である「d4PDF現在気候」を用いてIDFAカーブを求めたということで,結果に含まれている.
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