研究課題/領域番号 |
19K04671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
伊東 英幸 日本大学, 理工学部, 教授 (70434115)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ロードキル / 交通事故 / エゾシカ / アマミノクロウサギ / ヤンバルクイナ / 仮想市場評価法 / ポアソン回帰モデル / 負の二項回帰モデル |
研究成果の概要 |
本研究では諸外国のロードキルデータ収集システムの実態を分析し、我が国のロードキルデータ収集システム構築に向けた基礎的な検討を行うとともに、北海道のエゾシカの事故多発路線を対象とした事故発生要因の分析と事故対策の効果検証を行った。 また、エゾシカの交通事故やアマミノクロウサギのロードキルが発生することによって生じている社会費用について仮想市場評価法を用いて推計した。 さらに、ドライバーの視点から実施可能で、簡便かつあまりコストのかからない新たな事故対策として、日中の自動車のヘッドライト点灯によるヤンバルクイナの飛び出し防止効果の検証を行った。
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自由記述の分野 |
道路生態学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義として、諸外国の先進的なロードキルデータ収集システムに関する基礎的な調査を実施し、その活用方法等を明らかにした点が挙げられる。 また、エゾシカ,アマミノクロウサギ,ヤンバルクイナを対象として、動物の事故発生要因や事故対策の効果検証、社会費用の推計などを定量的に行った点や、ヘッドライト点灯によるヤンバルクイナの新たな事故対策の効果検証も行った点が挙げられる。 社会的意義として,これらの研究成果だけでなく「野生動物のロードキル」という書籍も発行し、社会的にあまり認知されていない動物の事故やロードキルに関して広く普及啓発を行った点なども挙げられる。
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