研究課題
基盤研究(C)
衛星データを活用した水質評価手法を開発し、世界各地の水域に適用した。開発した手法により、経年的な水質変化を評価できただけでなく、異常気象、河川流量、ダム、土地利用変化の影響も解析できることを示した。また、衛星データと社会経済的データを併用し、機械学習モデルにより基本的水質(BOD、大腸菌群数)を評価する手法を開発した。また、COVID-19の拡大防止のために実施されたロックダウンにより社会活動が抑制され、水質が改善した事例も分析した。
環境工学
衛星データによる水質評価では、モデルを適用できる地域が限られること、一般に水質評価に用いられる指標の評価ができないことが課題であった。前者については最新のクラウドプラットフォームの活用により広大な水域の評価を可能とした。また後者については衛星データと社会経済データを統合し、実測による評価しかできない基礎的な水質項目の評価が可能であることを示した。