接線剛性行列の固有値が重解<=>極小曲面の対応が正しければ固有値の制御方針が決定でき、下記の2020年度までの2つの課題がほぼ達成される。 第1課題:膜構造の釣り合い行列の固有値と膜面の歪エネルギーとの関係を数学的に解明 第2課題:固有値を制御して歪エネルギーが停留する等張力曲面のみを探索する解析法
「膜面形状が極小曲面のとき、接線剛性行列の固有値に重解が現れるという特性を有する」という推測を確認するためにWiener-Dauglas問題において、膜面の要素配置の対称性を保持して形状移行させ、接線剛性行列の固有値変化を再調査した。 前年度実施したトンネル法で確認された別の2つの固有値が極小曲面付近で近接する結果が得られなかった。メッシュ分割を細分化しても同様であった。
|