研究実績の概要 |
単純降下法を使用し、平面応力要素で離散化したCatenoid、Wiener-Douglas問題について局所探索時の解特性を調査した。 Catenoidの境界は半径R=10mの2つの円が距離H=12m離れている。Catenoidの安定解の解析では面積極大に等しい形状のとき、37~39次の高次の固有値が極小となる。Catenoid不安定解ではほぼ固有値が漸増し極大解を境に固有値が急変する。 Winer問題の解析モデルは境界は半径R=10m,上下境界距離L=15m,開角=5π/6とする。Winer問題の安定解1(面積最小でない)の解析では安定解の移行過程で固有値は単調増加する傾向にある。面積最小の安定解2の解析では、安定解1の膜面積に近い706m^2のとき、固有値の多くが極大となる。また膜面積が境界曲線の面積760.2 m^2に等しいとき、幾つかの固有値が極小値となる。
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