本研究では、障害者支援施設を対象として、施設の位置づけ・全個室・生活単位の分割・昼夜分離などの視点から、居住空間の構成やや生活に対応した空間機能の明確化を行った。加えて、新型コロナウイルス感染症対策の視点から施設構成の検討を行った。結果として、対象とする障害によって行われる支援の傾向には違いがあり、また昼夜分離を行う施設では活動室が大きい傾向があること、個室であればユニット・従来型の間で面積構成に違いが見られないこと、加えて新型コロナウイルス感染症対策の面からは個室化がもっとも望まれることなどを示した。
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