本研究は、日台韓3か国の空き家の発生実態と解決のための関係法制度やプログラムを体系的に整理するとともに、具体的な空き家発生地区の現地調査とヒアリングをもとに解決策と空き家発生エリアのマネジメント手法を探るものである。研究期間に発生したコロナ禍により渡航制限を受けたため研究計画を見直し3か国の空き家問題の体系整理に主眼を置き、行政資料、関連法規、空き家活用の誘導施策、統計資料、関連論文等の収集と分析とともに翻訳作業を行ない整理した。また、研究代表者所属大学の両国出身者と意見交換を行い空き家問題への問題意識、発生地区特性と発生メカニズム、解決を阻む課題、研究実績、対応組織等について情報を整理した。
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