研究課題/領域番号 |
19K04792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
柴田 建 大分大学, 理工学部, 准教授 (60325545)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 住宅団地 / 郊外 / 空き家 / サードプレイス / 再生 / コミュニティ / 継承 / ニュータウン |
研究成果の概要 |
本研究では,1971年に開発された福岡県宗像市日の里ニュータウン,1970年に開発された大分市敷戸団地の両郊外ベッドタウンを対象に,空き家や旧UR住棟等を活用した地域活動拠点の形成に関するアクションリサーチを行うことにより,クリエイティブコミュニティの創出のポテンシャルとその手法について検討を行った。両ベッドタウンでは,拠点を活用して地域活動の担い手の創出を行うとともに,外部のクリエイター・民間企業・大学等と連携することで,開かれたネットワークを構築した。このネットワークを基盤として個人や組織から提案された様々なアイデアを実現することで,魅力を創発するクリエイティブコミュニティが創出された。
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自由記述の分野 |
建築社会システム
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
郊外住宅団地の再生・次世代継承は,全国で大きな課題となっており,自治会・NPO,UR・公社,大学,民間企業等により様々な取り組みが行われている。その中でも本研究は,1)現在の高齢化対策よりも,次世代への継承を主眼とする,2)戸建て住宅地が主なことから,住宅マーケットでのリブランディングを目指す,3)自治会等の住宅団地内コミュニティ主導ではなく,内外の多様な主体のネットワークによる活動を行う,4)退屈なベッドタウンに,誰もが創造性を発揮し場所や事を作り出す事のできるクリエイティビティを埋め込む,5)低未利用の空き空間ストックを活用することで,住宅団地の次世代継承を試みたことに,社会的意義がある。
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