北宋、遼、金、元の宮廷空間について基礎的文献の初歩的な整理と読解、および調査をおこない、宮廷空間の理解にとって文化的アイデンティティーと生活習慣というアプローチが重要である事を確認した。 文化的アイデンティティーについてのケーススタディとして建築家Wang Da-hongを取り上げ、台北で開催された国際シンポジウムで発表した(2019年)。また、生活習慣のアプローチについては、当初計画した中国での調査をコロナのため断念し、日本民家における伝統的食住習慣について調査し、日本建築学会近畿支部にて発表した(2021年)。
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