本研究課題は、人の内発的動機づけを誘発することは覚醒水準の維持に繋がるとの仮説に立ち、これを検証するとともに、特に安全致命性の高いオペレーションに従事する人への応用を目指して、内発的動機づけの誘発による覚醒水準維持手法を確立、最適化することを目的とした。研究成果として、心理学領域の知見に基づく内発的動機づけを誘発する手法の具体化、内発的動機づけを誘発する情報をオペレータに提示した場合の覚醒水準維持の効果検証、個人の覚醒水準の変化を機械学習によって予測し、効果的なタイミングで情報提示する方法の確立、外的刺激による覚醒維持手法(音、振動、ガム咀嚼)と比した提案手法の有効性の明確化を遂行した。
|