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2022 年度 研究成果報告書

閃亜鉛鉱型構造のナローギャップ酸化物半導体の素子応用にむけた基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05008
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分26020:無機材料および物性関連
研究機関富山高等専門学校

研究代表者

喜多 正雄  富山高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00413758)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード酸化物半導体 / 閃亜鉛鉱型関連構造 / ナローバンドギャップ / ミストCVD
研究成果の概要

非真空プロセスで成膜できる省エネルギーで低コストなミストCVD法により,酸化物では希少な閃亜鉛鉱型(立方ダイヤモンド)関連構造を有するCu3VO4薄膜の成膜に成功した.ホール効果測定より,ノンドープのCu3VO4薄膜のp型伝導を確認できた.光吸収スペクトルから見積もられるCu3VO4薄膜のバンドギャップは1.2 eVで単接合太陽電池の光吸収層として適した大きさであることを明らかにした.

自由記述の分野

無機材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

バンドギャップが太陽電池材料に適していない材料が多い酸化物半導体は,これまで太陽電池の光吸収層としてあまり利用されてこなかった.本研究課題では,Cu3VO4の電気的・光学的性質を明らかにし,Cu3VO4が太陽電池材料として有望な材料であることを明らかにした.本研究の成果によって化学的安定性の高い酸化半導体がワイドギャップな領域だけでなく可視・赤外領域でも有用であることを検証できたことは、学術的にも社会的にも大きな意義がある.

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公開日: 2024-01-30  

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