CF3NH3(TFA)をAサイトに導入したフッ化物ハライドペロブスカイトは安定に存在しうるが、バンドギャップは1.6 eV以上となることが明らかとなった。バンドギャップを1.4 eVの適正値に近づけるためには、AサイトイオンのCH3NH3による部分置換が有効である。また、Parallel型TFAPbI3 (001)表面へは水分子が吸着しないことがDFT計算から示唆され、期待していた表面疎水性が発現することが明らかとなった。以上より、TFAPbI3が耐湿性をもつ太陽電池材料として有望であることが明らかとなった。
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