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2021 年度 研究成果報告書

転位を考慮した結晶塑性モデルによる圧延板の異方性予測技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05078
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分26050:材料加工および組織制御関連
研究機関静岡大学

研究代表者

吉田 健吾  静岡大学, 工学部, 准教授 (70436236)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード結晶塑性 / 塑性加工
研究成果の概要

本研究ではアルミニウム合金板を対象として,転位密度に基づく結晶塑性モデルによる塑性異方性の予測精度を検証した.また,結晶塑性モデルを汎用の有限要素法ソフトウェアに組み込むことで,円筒深絞りの成形シミュレーションを実施した.転位同士の相互作用行列を全て等しく設定することで実験結果を最もよく予測できることが分かった.さらに,結晶方位を微修正することで,さらに予測精度を向上できる方法を提案した.これらの結果は従来の巨視的塑性論によるシミュレーションよりも精度が高いことを示した.

自由記述の分野

塑性加工

研究成果の学術的意義や社会的意義

結晶塑性モデルを用いた塑性加工シミュレーションを実現したことは,技術の適用範囲の拡大ならびに産業界への技術移転を容易にするものであり,その価値は高い.結晶塑性モデルによる予測精度が巨視的塑性論よりも高いことは重要な結論である.つまり,本手法を適用することで,従来の解析精度よりも一段階精度の高い解析を実現できることを示した.本研究の成果によって,結晶塑性モデルに基づく成形シミュレーションが広く普及することが期待できる.

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公開日: 2023-01-30  

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