研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究に近いものとして、YAGレーザによる鋼への表面焼入れと焼入れ状態の評価にAEを適用した関連研究がある。ただし「焼入れ部分の硬さを非破壊的に検査する方法としてAEは有効」との結論であり、本研究が達成したレーザ焼入れの体積とAEとの関係性は示されていない。海外では過去にスポット溶接部のマルテンサイト組織生成についてAE観察を実施した研究(S.M.C.van Bohemen et al., J of Phys. D Applied Physics, Vol.34 (2001), pp.3312-3317)が発表されているが、本研究はレーザ焼入れに着目しており新規性を有する結果を残している。
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