微粒子添加油を用いたしごき加工においてガラスダイを用いた焼付き抑制の観察,アルミニウム合金およびステンレス鋼の焼付き限界を調査した.観察より10ミクロンの粒径では平板とガラスの間で粒子が拘束,加工により平板に埋設されて直接接触を妨げているようであり,より小さな粒径では凝集したものの分裂分散も観察された.また,加工条件の調査結果から1ミクロンのSiO2粒子を1vol%添加した油によりA3003では12.8%から17.4%,SUS430では3.7%から9.4%に,炭素粒子では3.7%から6%ほどに向上できた.
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