研究課題/領域番号 |
19K05216
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28030:ナノ材料科学関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
岩崎 智宏 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (50295721)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 磁性ナノ粒子 / 誘導加熱 / 磁気ハイパーサーミア / フェライト |
研究成果の概要 |
新たながん治療法である磁気ハイパーサーミアの実現に向け、新しい誘導加熱理論を構築するとともに、最適な磁性ナノ粒子を合成するために、磁性ナノ粒子の磁気異方性の指標である異方性定数と発熱量との関係に着目し、超常磁性ナノ粒子の双極子相互作用が誘導加熱に及ぼす影響について理論的および実験的な検討を行った。その結果、誘導加熱における重要な発熱メカニズムが明らかになり、新たな理論構築への指針を得ることができた。
|
自由記述の分野 |
化学工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のがん治療法は、治療効果は大きいものの、治療時の患者への身体的・精神的負担が大きく、また、高額な治療費など、早急に改善すべき課題が残されている。新しいがん治療法の一つである温熱治療(磁気ハイパーサーミア)は、これらの問題の解決策の一つとして期待されている。本研究の成果は、磁気ハイパーサーミアの実現に向けて必要不可欠な誘導加熱の予測と治療に用いる発熱材料の合成に関する技術の進歩に寄与するものである。
|