可視域(波長:400 ~ 700 nm)における白色レーザーや波長可変レーザーはLEDに変わる高効率照明としてや高精度分光光源として期待されている。また、赤外領域(波長:1000 ~ 1675 nm)での白色レーザーは、そのブロードなスペクトル特性を活かし、各波長に情報を乗せることで、現在の約1000倍の情報量を通信することが出来るペタビット通信のコア技術として期待されている。本研究では、金属マルチナノポア構造と量子ドットを組み合わせることで、新しい原理に基づく白色レーザーおよび波長可変レーザーが原理的に可能であることが示唆され、最終的に上記の問題を解決できる新しいデバイス創生が期待された。
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