深紫外光は殺菌をはじめとした幅広い用途を持つため、小型で堅牢、波長可変といった特性を持つLEDを用いた深紫外光源が実現できれば社会の様々な場面で役に立つことが期待される。深紫外LEDの高性能化アプローチの1つとして、半極性面を用いた結晶成長が注目されているが、従来は結晶性が低く満足な特性は得られていなかった。本研究では成長方法を工夫することにより結晶の高品質化を実現し、深紫外波長域において半極性面デバイスで初の室温動作を達成した。本結果は今後の半極性面デバイス実用化へ大きく前進したものといえる。
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