研究課題
今年度は、分析手法の高度化に向け円筒型セルの電極深さ方向の電気化学反応を高い空間分解能で非破壊測定を行なった。その結果、充電中の正極内で電気化学反応の揺らぎの観測に成功した。このような化学反応の揺らぎは、ナトリウムイオン電池をはじめ、さまざまなイオンを用いた蓄電池に起こりうることであるので、コンプトン散乱法を用いたセンシング技術の適用範囲の拡大につながる。
3: やや遅れている
2020年度は、コロナ禍の影響で在宅勤務をしていた期間があったため。
今後は、ナトリウムイオン電池材料を作製し、コンプトン散乱実験を行うことを考えている。
2020年度は、コロナ禍の影響があり国際学会などへの参加旅費の支出がなくなったために差額が生じた。次年度は、試料作製のための消耗品の購入、論文の投稿費などで使用することを予定している。
すべて 2021 2020 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
Applied Physics Letters
巻: 118 ページ: 161902~161902
10.1063/5.0048310
Applied Sciences
巻: 10 ページ: 5855~5855
10.3390/app10175855