金属酸化物半導体のひとつである酸化タングステン(WO3)や酸化モリブデン(MoO3)は、紫外光照射により無色から青色へと着色するフォトクロミズムを示す。今回我々は、WO3、MoO3コロイド粒子表面への種々α-アミノ酸化合物吸着に伴う特異的フォトクロミック特性変化を見出した。本研究では、種々条件を変化させα-アミノ酸化合物/WO3コロイド水溶液、またはα-アミノ酸化合物/MoO3コロイド水溶液のフォトクロミック特性に関して詳細に調査した。加えて、WO3またはMoO3水溶液にアルブミンタンパク質を添加しフォトクロミック特性を精査した。
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