研究課題
基盤研究(C)
金ナノ粒子、白金ナノ粒子、さらに金銀合金ナノ粒子および金パラジウム合金ナノ粒子から生じる金属イオンの脱離効率を明らかにする。合金ナノ粒子からは各種合金クラスターが脱離する。金属ナノ粒子をマスプローブとして、ナノ粒子の体内動態を明らかにする技術を開発する。さらに、合金ナノ粒子から脱離する各種クラスターイオンを解析して、複数のターゲット分子を識別する「多色」マスプローブを実現し、抗体を用いた新しい免疫検出法の基盤的技術とする。
ナノ粒子化学
金属ナノ粒子、特に合金ナノ粒子をマスプローブとして用いることで、極めて微量のナノ材料・タンパク質の体内動態を検出できる新しい技術となることを実証した。MALDI-MS装置は研究機関には普及している分析機器であり簡便な操作で超高感度なナノ粒子分析が可能であることを実証した。また、合金ナノ粒子の組み合わせによる免疫検出は新しい分析技術として今後広く普及することが期待される。