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2021 年度 研究成果報告書

新規HF-塩基錯体の合成とフッ素資源循環プロセスへの展開

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05567
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

田嶋 稔樹  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (50361770)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードHF-塩基錯体 / 有機強塩基 / KF / 固体酸 / カチオン交換反応 / 電解フッ素化 / 求核的フッ素化
研究成果の概要

KFと固体酸のカチオン交換反応に基づき定量的に生成したHFを利用し、HFと種々の塩基を作用させることで求核性の高い多種多様なHF-塩基錯体(求核的フッ素化剤)を合成することに成功した。さらに、アリールエポキシドの開環フッ素化をモデル反応とすることで、合成したHF-塩基錯体の反応性評価を行った。その結果、用いる塩基の塩基性度や構造によって、HF-塩基錯体の反応性が大きく変化することが明らかになった。

自由記述の分野

有機電気化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

有機フッ素化合物は医薬品や農薬、機能性材料などにおいて幅広く利用されており、その需要は益々高まっている。これに対し、本研究成果は有機フッ素化合物を合成するためのフッ素化剤(HF-塩基錯体)の新たな合成法を提供するものであり、さらにHF-塩基錯体の反応性を学術的に明らかにした。また、HF-塩基錯体を固体塩基に応用することで、HFを含む廃液からのHFの回収の実現について、その可能性を示唆した。

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公開日: 2023-01-30  

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