研究成果の概要 |
シトシン、アデニン、チミン、ウラシルと網羅的に塩基対を形成するヒポキサンチンを側鎖に有するPNAモノマーを合成し、oligo PNAとsynDNAとの相補鎖形成挙動を解析することにより,点突然変異に対応した核酸医薬への展開について検討した.この結果、G以外のC, A, Tの網羅的な相補鎖形成では,GGTとGTTのΔG(37℃)値の差が0.17 kcal/molと算出され、GとTの認識が困難であることがわかった.一方で,WT (GGT) とMT (GCT) との差は2.75 kcal/molと見積もられ,野生型がシトシンであるその他の1塩基変異性疾患への応用について展開できる可能性が示された.
|