かご型シルセスキオキサンを1,4-ブタンジオールで連結することにより重合体を得た。また,チオエーテル構造の末端にβ-ジケトン基が置換した官能基を有するかご型シルセスキオキサンを合成し,銅やアルミニウム,チタンイオンと錯形成することにより重合体を得た。一方,チタンホスホネートクラスターとジオールとの反応によりチタンホスホネートクラスターを架橋した高分子を得た。さらに,チタンホスホネートクラスターをアセトンやテトラヒドロフラン中で加水分解することにより新たな有機-無機ハイブリッド材料を得た。特に,溶媒の種類により生成物の形態や性状が大きく変化し,有機合成反応の触媒や光触媒となることがわかった。
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