• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

Pt系金属間化合物触媒のd-バンドセンターのチューニングによるORR活性の向上

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K05657
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
研究機関神奈川大学

研究代表者

松本 太  神奈川大学, 工学部, 教授 (20318215)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード燃料電池 / 酸素還元反応 / d-バンドセンター / 担持体
研究成果の概要

本研究では、酸素還元反応の活性を十分に向上するために、白金ナノ粒子の電子状態と酸素還元反応の関係性を明らかにすることを目的とした。遷移金属酸化物 (MOx, M = Ti, Nb, Ta, W, Y and Zr)および遷移金属を二種類用いた複合遷移金属酸化物 (M1M2Ox; M1M2 = TiNb, NbTa, and TaW)上に白金ナノ粒子を担持させることにより、酸素還元反応を様々に変化させた電極触媒を調製した。白金ナノ粒子の電子状態と酸素還元反応の関係は従来から予想されている火山型の関係を示すことが明らかとなった。また、白金/TiNbOxにおいて最大活性を観察することができた。

自由記述の分野

電気化学 触媒化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、CO2を削減し水素(H2)を主とするエネルギー構成が進んでいることで、中低温での作動を可能とし、H2と酸素(O2)から高効率で電気エネルギーが得られる固体高分子形燃料電池(PEFC)に注目が高まっている。しかし、現在のPEFCの正極側で生じる酸素還元反応(ORR)の触媒として用いられているカーボンブラック(CB)上に担持した白金(Pt)触媒(Pt/CB)は、ORRで高い過電圧が生じること触媒の劣化に関して問題視されている。本研究において従来のPt/CBに比べ、触媒活性と触媒耐久性を両立する触媒を開発した。この研究成果は他の触媒開発においても研究開発の参考になるものである。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi