研究成果の概要 |
本研究では、酸素還元反応の活性を十分に向上するために、白金ナノ粒子の電子状態と酸素還元反応の関係性を明らかにすることを目的とした。遷移金属酸化物 (MOx, M = Ti, Nb, Ta, W, Y and Zr)および遷移金属を二種類用いた複合遷移金属酸化物 (M1M2Ox; M1M2 = TiNb, NbTa, and TaW)上に白金ナノ粒子を担持させることにより、酸素還元反応を様々に変化させた電極触媒を調製した。白金ナノ粒子の電子状態と酸素還元反応の関係は従来から予想されている火山型の関係を示すことが明らかとなった。また、白金/TiNbOxにおいて最大活性を観察することができた。
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