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2021 年度 研究成果報告書

超安定G-quadruplexを利用した光駆動型疑似スプライシングシステムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05686
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37010:生体関連化学
研究機関信州大学

研究代表者

小笠原 慎治  信州大学, 学術研究院理学系, 助教 (50462669)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードG-quadruplex / スプライシング / 光操作
研究成果の概要

真核生物では選択的RNAスプライシングという現象によって1本のRNAから複数種のタンパク質が生産される。これにより限られた数のRNAから多様なタンパク質が産まれる。この現象と同様のことをDNAレベルで人工的に光照射で引き起こす新しい遺伝子工学技術の開発を目指し研究をおこなった。デモンストレーションとして、1本の環状DNAに2種類の蛍光タンパク質の遺伝情報を乗せ、光を照射した時だけ2種類の蛍光タンパク質を生産することに成功した。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

1本のDNAから光照射で転写されるRNAの領域を切り替える新しい遺伝子工学技術を開発した。これは擬似的な選択的RNAスプライシングを光で操作したとも言える。選択的RNAスプライシングは真核生物の細胞では常におこっており、特に発生過程で正しく体を形成していく際に重要だと考えられている。本技術は発生途中の任意の過程で任意の細胞で人為的に選択的RNAスプライシングを引き起こすことができ、その機能的意味の解明に役立つと考えられる。それによって蓄積した知見は人工臓器作製などへ活かすことができる。

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公開日: 2023-01-30  

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