現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究課題「効率的な2本鎖DNA認識を達成するペプチド核酸の開発」に向けて、申請書には大別して3つの研究テーマの検討について記載した。そのうちの1つ目が、塩基部位への正電荷導入を用いた新規インベージョン系の開発である。本テーマに関しては、前述のように検討を終え、学術論文として発表を行った(M. Hibino, Y. Aiba*, and O. Shoji*. “Cationic guanine: positively charged nucleobase with improved DNA affinity inhibits self-duplex formation”, Chem. Commun., 56(17), 2546-2549 (2020).)また、査読の際にその研究成果を評価され、inside back coverとして採択された。現在は正電荷導入PNAのさらなる応用研究について、共同研究も含めながら展開を進めている。さらに、現在は申請書に記載した残りの2つのテーマを前倒して検討を進めており、当初の計画以上の進展であると判断した。
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