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2021 年度 研究成果報告書

in silico設計による新規制癌剤としてのGlyoxalase I阻害剤創製

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05737
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
研究機関東京理科大学

研究代表者

高澤 涼子  東京理科大学, 薬学部薬学科, 准教授 (10398828)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードGlyoxalase I / がん特異的代謝 / 制がん剤リード化合物 / in silicoスクリーニング
研究成果の概要

本研究の目的は,がん細胞特異的に高発現される代謝酵素Glyoxalase I (GLO I)をターゲットして,その阻害剤を制がん剤リード化合物として創製することである.我々は,当研究室で見出した新規GLO I阻害化合物TLSC702とヒトGLO Iとの複合体のX線結晶構造解析を行い,TLSC702の結合様式の解明に成功した.さらに,新たに数種のGLO I阻害天然有機化合物を発見した.本研究は,GLO I阻害剤の新規設計の重要な足掛かりとなるものであり,新規制がん剤開発のためのリード化合物創製において大変意義深いものであると考えられる.

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,AI創薬によるGLO I阻害剤の構造最適化を目指している.本研究で得られたTLSC702とGLO Iの結合様式データを用いることで,AI創薬による阻害剤の構造最適化設計が可能となる.また,新たに見出したGLO I阻害天然有機化合物の構造活性相関解析のデータもAI創薬に利用できる.これに基づいてAI創薬,有機合成展開,その実測評価のフィードバックによる最適化プロセスを実行することで迅速に新薬リード化合物にたどりつくことが可能となると考えている.本研究は,AI創薬を駆使した最適医薬分子創製の新たな道を切り拓き,ひいては真のテーラーメイド医療の実現に大きく貢献することになると期待できる.

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公開日: 2023-01-30  

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