• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

シロイヌナズナにおけるストリゴラクトン生合成調節メカニズムの解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K05757
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38010:植物栄養学および土壌学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

米山 香織  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20769997)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードストリゴラクトン / シロイヌナズナ / LC-MS/MS
研究成果の概要

シロイヌナズナの野生型(Col-0)において、窒素欠乏がストリゴラクトン(SL)生合成遺伝子の発現を顕著に促進し、Atd14変異体においては、主要なSLが窒素欠乏によって蓄積することを明らかにした。さらに地上部基部や地下部で、SL生合成経路の中間に位置し、カーラクトンからカーラクトン酸への変換を触媒するMAX1の発現が、明期開始後3時間以内に最も高くなることを確認した。すなわち、シロイヌナズナを窒素欠乏条件下で培養し、明条件開始3時間以内にサンプリングすることより、安定的にSLを検出できることが示唆された。

自由記述の分野

植物生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物の生長において重要な二次代謝産物であるストリゴラクトンを、実際の農業生産に利用する研究の重要性が高まっている。しかしストリゴラクトンは、化学的に不安定で壊れやすく、植物の生産・分泌量が微量であるため、その生合成経路、生合成・調節メカニズムの詳細については不明な点が多い。また植物ホルモンとしての活性本体も特定されていない。本研究では、モデル植物のシロイヌナズナのストリゴラクトン生合成を促進する条件を見出すことに成功した。今後、その条件下で豊富に存在するシロイヌナズナの変異体を栽培し、ストリゴラクトンの解析を進めることにより生合成調節メカニズムの解明につながることが期待される。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi