非タンパク性アミノ酸(NPAA)は、生体内においてアミノ酸代謝中間体や神経伝達物質として機能するだけでなく、生物組織や天然有機化合物の構成成分として機能している。NPAAの最大の魅力は、その化学構造と物性に起因するユニークな生理活性であり、ペプチド創薬の分野において、今後さらにNPAAの需要が拡大すると考えられる。そこで我々は、NPAAの新たな探索資源として、微生物が生産するペプチド系二次代謝産物の構造多様性に着目し、3つのNPAAからなるペプチド化合物resormycin(RM)の生合成機構を解明を目的とした。
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