研究成果の概要 |
本研究では、セルラーゼ生産糸状菌Aspergillus aculeatusにおける糖質加水分解酵素遺伝子の発現機構を解明することを目的とし、特に我々が同定した4種の新規制御因子(ClbR, Uge5, DppIV, SrpkF)の作用機序を解析した。これまでに転写因子ClbRが転写を活性化する部位の限定、UDP-glucose 4-epimerase活性を有すUge5がセルロース分解酵素だけでなくマンナン分解酵素の遺伝子発現制御に関わること、DppIVのジペプチジル活性がセルラーゼ遺伝子の発現制御に関わること、SrpkFの推定リン酸化ドメインの改変により酵素発現量が亢進されることを見出した。
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