ハマウツボ科の根寄生雑草は、宿主の根から分泌されるストリゴラクトン(SL)分子を高感度に認識することで発芽し、宿主に寄生する。根寄生植物のうち、Striga hermonthicaでは、SL受容体が多数存在することが報告されており、特にそのうちの1つであるShHTL7はSLに対する感受性が極めて高い。本研究では、この高感受性のメカニズムを解明することを最終的な目的とした。感受性の要因を明らかにする目的で、これまでSL受容体の同定がなされていなかったS. asiaticaとOrobanche minorからSL受容体を同定することに成功し、感受性に関与すると思われる候補アミノ酸を見出した。
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