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2021 年度 実施状況報告書

地表根を発達させるダイズのメカニズムとその有用性

研究課題

研究課題/領域番号 19K05998
研究機関九州大学

研究代表者

安彦 友美  九州大学, 農学研究院, 助教 (00743882)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードダイズ / 耐湿性 / 地表根
研究実績の概要

湿害検定の結果,地表根を発達させるダイズ品種と,地表根を発達させないダイズ品種とがあることが明らかとなった. それらの後代集団を用いた解析では, 地表根に関する表現型の分離比より, 複数因子が関与していることが示唆された. 湿害検定の結果,西日本において基幹品種であるフクユタカも地表根を発達させることができていた. 湿害圃場では播種後1か月後から長期湛水後, フクユタカは地表根発達させていた。この結果は湿害検定と圃場試験とで同様な結果であった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

おおむね順調に進展しているが, 方向転換も必要と考えている.

今後の研究の推進方策

これまで地表根が発達するダイズと発達しないダイズとの遺伝学的解析を進めてきた. しかし, 分離比の結果より, 複数因子が関連していることが示唆された. そこで今後は様々な生態系で採種されたダイズコアコレクションを対象に地表根の多様性を評価する. 2021年8月九州地方で集中豪雨に見舞われ、大豆の収量は4割にも減収したと報告されている.本研究が湿害の軽減に役立つことが期待される.

次年度使用額が生じた理由

おおむね使用したが, 次年度の研究に必要と考え, 次年度使用とした.

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公開日: 2022-12-28  

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