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2023 年度 実施状況報告書

ダイズの一斉登熟性を引き起こす窒素再転流の制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 19K05999
研究機関佐賀大学

研究代表者

鄭 紹輝  佐賀大学, 農学部, 教授 (90253517)

研究分担者 藤田 大輔  佐賀大学, 農学部, 准教授 (80721274)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワードダイズ / 一斉登熟性 / 老化 / 窒素転流 / シンク・ソース関係
研究実績の概要

本研究では、ダイズの一斉登熟性に関わる窒素制御機構を明らかにする目的で、2023年度では、窒素と炭素の相互作用を明らかにする目的で実験を行った。窒素栄養供給の増減に併せて炭素制御ではソース削減処理として剪葉処理及び遮光処理を行い、一斉登熟性への影響を評価した。炭素及び窒素栄養のいずれかが過剰の場合は青立ちが起こるが、炭素と窒素供給が相反の場合は炭素不足でも窒素過剰で青立ち増強傾向、及び炭素過剰に窒素不足で青立ち傾向が緩和された。このことから、シンク・ソースのバランスによる青立ちの発生は炭素だけでなく、炭素と窒素の両面から考慮すべきであると考えられた。本研究の成果は、開催が遅れていた第11回世界ダイズ研究会議(2023年6月18-23日、ウィーン)において発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

理由
本研究は、ダイズの一斉登熟機構を窒素と炭素の需給バランスから解明しようとしており、これまでシンク・ソースのバランスの崩れによる葉の老化遅延は炭素よりも窒素が主導的な役割を果たしていることを明らかにし、成果を取りまとめる予定であった。過去の2年間ほどコロナ感染症の関係で一部の実験および成果発表が実施できなかった。今年度はこれまで遅れていた実験を実施したうえ、研究成果の総まとめる予定である。

今後の研究の推進方策

今年度では、これまでの成果を取りまとめ、学会などで発表することと、最終報告書を作成する。

次年度使用額が生じた理由

残額は消耗品、学会発表旅費及び最終報告書の印刷に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] THE FUNCTION OF NITROGEN NUTRIENT ON THE MONOCARPIC SENESCENCE IN SOYBEAN2023

    • 著者名/発表者名
      Shao-Hui Zheng, Md. Matiul Islam and Yushi Ishibashi
    • 学会等名
      11th World Soybean Research Conference
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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