研究課題/領域番号 |
19K06049
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
荷田 瑞穂 信州大学, 先鋭領域融合研究群社会基盤研究所, 特任准教授 (40831954)
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研究分担者 |
鹿取 みゆき 信州大学, 経法学部, 特任教授 (70774321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ブドウ / ブドウウイルス / リーフロール病 |
研究実績の概要 |
2019-21まで国内の60圃場から120サンプルを採取。長野、北海道、山梨、山形、茨木など、主要なブドウ産地からのサンプルを集めることに成功。2020-21年に対象ウイルスの定量PCRのプロトコルを改良、実施。一部は従来のPCRと比較を行い、定量PCRの感度と正確性を確認した。 45%のサンプルがリールロール病の病原菌に罹患している状況を確認。一部をシーケンスに提出、解析を始めた。 2020年には生産者を対象としたオンラインワークショップを開催。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍の影響により国外からの参加が事実上不可能になったが、ウイルスサンプルの採取キットを自作することにより対処した。また、同じ理由で薬剤が手に入らず、一部のテストを行うことが困難だったが、無事に進展することができた。
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今後の研究の推進方策 |
2022-23年は一部の結果が不透明、またはコロナ禍の影響により、新しいプロトコルにより試験ができなかったサンプルの再試験、シーケンスによる病原菌のポピュレーション解析、ブドウの苗木の動きと伝播経路の確認、そして論文の発表を予定。 また、コロナ禍で遅れていた機材の購入などを行い、試験を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響により海外在住である研究担当者の渡航が不可能になったため。また、同じ理由で、信州大学に設置予定だった機材の購入が困難になったため。
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