最終年度に実施した成果:2023年8月にVirus紙にて研究結果が掲載される。2023年10月、11月に日本に一時帰国し、北海道(11月3日)と甲府(10月30日)にて研究の発表と、ワークショップを行う。対象は全国のワイナリーオーナー、ワインブドウ生産者、各自治体の担当者で、延べ180名が参加。反響が大きかったため、2024年2月にオンラインで再度開催、80名が参加した。一時帰国中には長野、北海道、山梨、大分の圃場を20か所以上巡り、生産者、自治体の担当者を対象に実地でのワークショップを開催、本研究の概要の発表を含め、一か月にわたり生産者と交流。計100名ほどが参加した。また、定量PCRのスピード、精度向上のため、フローセルを用いた機材を導入、ぶどうウイルス用のプロトコルを制作。 全体の成果:上記の研究結果の発表に加え、冷凍、冷蔵を必要としないぶどうウイルス専用のサンプルキットを作成。本研究に用いたほか、将来的にも供給する予定である。 本研究を通し、日本ぶどう協会の活動に技術顧問として参加。各種セミナー、ワークショップの開催に加え、本研究の大きな目的である日本における苗木の品質向上には苗木業者の協力が必須のため、日本におけるウイルスフリー苗の輸入、保全の計画に参加している。今後の育成ガイドラインの作成にも注力しており、2024年3月には全国の主要苗木業者との意見交換会を行う。また、バージニア州では日本ぶどう協会を通し日本に輸出するウイルスチェック済みの苗の育成に携わっている。
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