オオムギうどんこ病菌の侵入により表皮細胞内のプラスチドに含まれるデンプンが消失することを見出しており、そのメカニズムを解明することを目的として、プラスチド局在型のGFPを発現させた形質転換オオムギ系統にデンプン結合型のmCherryを発現させ観察したところ、侵入部位付近では分散したGFP蛍光が観察されたが、プラスチドより小さい赤色蛍光が原形質流動に乗って細胞内に分散していく様子が見られ、崩壊したプラスチドから流出したことがわかった。APEC29のin vitroでの活性調査については、大腸菌を用いたリコンビナントタンパク質の発現を試みたが封入体となったため引き続き調査を進めている。
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