strigosaエンバク(Avena strigosa)のサツマイモネコブセンチュウ(Mi)抵抗性を支配するMi遺伝子座領域をGRAS-Diを用いたF2集団の解析により7.6cMに同定した。「テララ」由来のMi遺伝子座領域を保持するRILs 53系統は抵抗性を示すとともに、Mi抵抗性に影響を与える因子は他に確認されなかった。strigosaエンバクの品種および遺伝資源48点についてGRAS-Diによる多型調査を行ったところ、「テララ」が我が国で流通している品種群と遺伝的に離れており、今後の育種で想定されるほとんどの交配組合せで「テララ」に由来するMi遺伝子座領域を検出できることを示した。
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