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2019 年度 実施状況報告書

地表撹乱が引き起こす土壌炭素貯留能の低下プロセスに土壌動物が与える影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K06147
研究機関香川大学

研究代表者

豊田 鮎  香川大学, 農学部, 准教授 (50730800)

研究分担者 長谷川 元洋  同志社大学, 理工学部, 教授 (70343811)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードニホンイノシシ / 土壌動物 / 地表撹乱
研究実績の概要

二ホンイノシシが森林の落葉堆積層と土壌表層を掘り返す探索行動の時期と頻度を赤外線センサーカメラを用いて評価した。さらに、試験地内の固定プロット20区画において落葉堆積層の喪失の程度、土壌表層掘り返しの深さ、および水平方向への広がり(面積)を測定した。上記の地表撹乱を調査した20区画に隣接するように地表撹乱を物理的に排除する格子枠を設置した。排除枠を設置前に各区画の表層土壌の炭素現存量を測定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

試験地の二ホンイノシシの掘り返し行動の頻度が高い時期と場所を特定することができた。大型哺乳類による地上部からの地表撹乱を排除する区を設置し、二ホンイノシシが土壌生態系機能に及ぼす影響を評価するための準備ができた。

今後の研究の推進方策

二ホンイノシシ等による地表撹乱を排除した区と排除区外に土壌動物の侵入を操作した土壌メソコズムを埋設し、土壌炭素の現存量にどのような違いがみられるかを測定する。

次年度使用額が生じた理由

参加予定の学会の開催が中止となったため、次年度の旅費として使用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 照葉樹林におけるイノシシの撹乱が森林の土壌動物群集に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      長谷川元洋, 豊田 鮎, 原口 岳, 佐藤重穂
    • 学会等名
      日本生態学会第67回大会
  • [学会発表] 二ホンイノシシの土壌生態系への依存度の季節変化2019

    • 著者名/発表者名
      豊田 鮎, 山口 慶, 門木大河
    • 学会等名
      日本土壌動物学会第42回大会
  • [図書] 土壌動物の多様性と機能解析2020

    • 著者名/発表者名
      金子信博, 金田 哲, 豊田 鮎 (著), 占部 城太郎, 日浦 勉, 辻 和希 (編)
    • 総ページ数
      140
    • 出版者
      共立出版
    • ISBN
      9784320057586

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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